第二十迷宮

神那/暗天ノ原

 常に夜で灯りもないですが、その代わり満天の星が輝く迷宮です。

 星々の光があっても地面は真っ暗で、背の低い草の生えた野原であることが辛うじて判断できる程度となっています。ここに入った冒険者同士でも互いの姿を確認することはほぼできず、そのまま影絵のように見えます。ちなみに十五人前後で固まっていると、見覚えのない影が紛れていることもあると報告されています。

 またこの迷宮では、不思議と魔法を発動することができません。魔道具の類も同様で、生命維持にかかわる常時発動型のものを除き、発動はできません。


【第二階層・碧色ノ標】

 そこは、最も美しく星の見える場所。

 ここは誰かの、心の景色。

 ここは誰かの、願いの証。

 全てに背を向け、ただ一人の道標になることを願った、ある男の魂のかたち。

神那弥大典

神那弥大典

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