飛竜種

◆基本情報

寿命:1000年ほど

身長:180〜220㎝(成人男性)

  :175~190㎝(成人女性)

特に信仰する神:南東の神(祖霊) 東の神(戦神)

種族カラー:紫~赤紫(南東の神の色)

種族英雄譚:「大風の英雄」

種族都市:霊竜雲上街


◆種族設定

 乾いた山岳地帯の頂上に多く棲み、滅多なことでは下界に降りず、空の王者と自称している。海竜種と表面上は平和的交流はあるものの、仲はとても悪い。
 こちらもほぼ海竜と同じで誇り高い戦士気質の者が多いが、海竜と比べると少し横柄なものも多い。
 分類によっては死神(亜種)に分類され、戦の神と同じ竜である、ということが高めの誇りに影響しているのかもしれない。死神亜種なのでよほどの外因が無い限り死神同様に不死。
 卵生種族。海竜と違い子供(卵)がとても産まれにくい種族で、かつ種族全体が不妊気味でそもそも卵が産まれることが珍しい。なので卵はとても丁重に扱われ、その一環で竜よりもケアのしやすいヒト型出産が好まれている。


◆性格傾向

 力に驕る横柄なものから、誇り高い武人気質のものまでさまざま。総合してプライドの高さにより感情表現が苦手で、不器用な傾向にある。

 多少の男尊女卑的傾向がある。


◆キャラメイクの注意点

・髪や瞳、角はすべて紫系統。濃淡はそれぞれで全く同じ人はいません。

・死神設定の場合は苗字に「雲」を入れてください。(詳しい設定は鳥種の項)

・海竜と違い、性別がはっきり分かれています。

・「斜雲」姓は使えません。


◆参考:神性について

 一般的に不死種(死神種、霊蝶族、飛竜種、一部海竜種)は、自身よりも神性の高い者に殺害されると死亡する。

 一般人の平均は神性25~30%くらいであり、高くなっても神性45%までである。

 しかし神性45%まで到達するのは血筋や周囲からの人望が多く必要であるため、つまりあまり居ない。

 また、カミナシの兵器は何故か不死種を殺害・永続的な欠損をさせることができた。


※死神(職業)としての設定は死神種(鳥種)の項にて※


◆種族立ち絵

 ※若めの戦士志望、または死神のイメージで描いています。

 飛竜の鎌は死神の華美なものと比べてかっこよさ重視なものも多く、装飾をたくさんつけるより外殻で覆う方が好まれる傾向にあります。

◇ツノの補足
 海竜のように成長によるツノの形状変化はしませんが、若い飛竜より歳を重ねた飛竜のほうが全体的にツノが大きい傾向にあります。
 

◆種族分類

 ・武の派閥
  大体の飛竜はこれに属する。つまり典型的な飛竜族で、武を重んじる。
 おもに 「祖霊の派」「神霊の派」に分かれ、前者は(カンナビ民には珍しいことに)南東の神のみを特に強く信仰し、一つの武に専念してこそ、という考えのもの。
 後者は全ての神を信仰し、全ての武をおさめてこそ、という考えのもの。
 その他中立派や少数派も存在する。


 ・智の派閥
 飛竜たちの街では肩身がせまい思いをしている少数派で、智を重んじる。
 一般的な飛竜らしくない飛竜が多く、飛竜の街より外に出るものも多い。おもに「研学の派」「世巡の派」に分かれ、前者はおもにシウやオクツキにて学問と研究を極めることを好み、後者はカンナビ中を巡り英雄譚や民間伝承などの探究・独自解釈をひたすら掘り下げることを好む。
 しかし智の派閥とはいえ強き力をもつ飛竜であることには変わりないので、鹿種や狼種の研究者の護衛と探究心を兼ねて……ということもある。

◆もっと種族設定「飛竜の誇り」

 飛竜の男性はよく「飛竜の誇り」「戦士の誇り」などを口にし、一般的には「女子供や一部を除いた他種は守るべき弱者であり、誇り高く強い飛竜の戦士がそれらに手をあげるなどいかなる理由があっても言語道断」という思想で統一され、そういった誇りに見合った人物でいようとする傾向にある。
 こういった思考が、性格傾向にあるようなプライドの高さ故感情表現が苦手で不器用という「飛竜らしさ」を生んでいると思われる。
 が、そんな不器用な飛竜の男性たちを助けるのは、飛竜の女性たちなのだ。
 飛竜の女性はどちらかといえば男性よりもマイルドな性格をしている。これは幼い頃なら父親、成長したならつがいなどをフォローをするうちに育つものである。
 飛竜の女性は(おもに飛竜の男性のせいで)さまざまな点で苦労が多い(飛竜の男性特有の言葉足らずをフォロー、それによって発生した乱闘後の世話、飛竜の男性特有の謎の意地の後始末など)が、最終的には娘さんをくださいと来た若い飛竜の男性と旦那がめちゃくちゃに乱闘し血みどろになっているのを見て「またやってる」「あれくらい大丈夫」「むしろ寝込んでたら世話が楽でいいわ」と笑って夕飯の支度ができる程度には慣れていく。

 飛竜は男尊女卑傾向ではあるが、男性は「誇り」により愛した女性を本当に傷つけることはしたくない(まあできているかは微妙であるが)し、飛竜の女性もそれをわかって接しているかつ普通に強いので、相性はそれなりにいいのかもしれない。

 ちなみにいつもフォローしてくれているつがいを怒らせた飛竜の男は、だいたいボロボロになるまで言い負かされる。

 ある意味女性のほうが強いかもしれない。

神那弥大典

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