海竜種

◆基本設定

寿命:1000年ほど

   (キャラメイク上限は400歳)

身長:150〜190㎝(成人)

特に信仰する神:東の神(祖霊、海の神)

種族カラー:薄緑(東の神の色)

種族英雄譚:なし

種族都市:海向秘境キュウセン


◆種族設定

 古い時代に神竜族のあり方に疑問を感じ、戦神の末裔である誇り、神性、波の権能その他さまざまな特性を棄て、果ての海に消えた変わり者たちの子孫。才能の有無にかかわらず親や周囲に愛され、意味ある名前を贈られる。

 キュウセン(街)では性別を男女どちらかのみにする場合が多いが、場所や氏族にもよる。

 波魔法は習得せず、他カンナビ民同様に魔法は四属性から。不死性を持つかどうかは人による。

 まとめると、神竜族と比べて

 神性→失っている。

 波魔法→失っている(四属性魔法になっている)

 不死性→保っている子と保ってない子が居る。

 両性具有→保っているが両性具有を忌避する派もいる。

 出産方式→ヒトの姿で一回に卵を一個~二個。

 名づけ→両親もしくは親しいヒトに名付けて貰う。

 言語→共通言語は竜語。集落や街ごとに竜語交じりの異国語(それぞれ種類の違う異国語)。現在のカンナビ共通言語は伝わっていない。


◆性格傾向

 神竜族よりも性格がマイルドかつ多様。種族出身地は非常に退屈な土地のため、新たなものへの興味が特に強いかもしれない。

 派閥にもよるが、基本的には中性両性種族なので、独特の価値観を持っている。


◆キャラメイクの注意点

・少し濃い健康的な肌〜褐色肌。髪や瞳、角はすべて緑系統(瞳は両方とも緑系統でのオッドアイ)。濃淡はそれぞれで全く同じ人はいませんが、常盤色と薄荷色はなるべく使わないようにお願いします。
・「石蕗」姓のものはいません。

◆種族立ち絵

 キュウセン島にいる若い海竜たちのイメージです。
◇ツノの補足
 ねじれたタケノコみたいな感じです。根元から先端部にかけて色が薄くなります。
 分かれている数は、20〜200歳の大人の海竜でだいたい7〜8個です。(石蕗鋭利など)
 200歳〜400歳(キャラメイク上限年齢)ではツノ全体の太さが少し増し、分かれている部位は8〜12個ほどとなります。また、新たに発生した部分のツノはさらに外側へ向けて広がります。(コウセンなど)

◆種族分類

・否武の一派
 かつて神竜族と袂を分かったとき、武を重んじる性質を忌とした一派。キュウセン島の東に都市キュウセンを作り住む。言語は現代地球でいう中国語のような言語と竜語が混ざりあった独自のもの。


・否滅の一派
 かつて神竜族と袂を分かったとき、不死性を忌とした一派。キュウセン島の北側に住む。
 言語は現代地球でいうチベット語のような言語と竜語が混ざりあった独自のもの。 
 名の通り、不死性をもたないものが多い。


・否才の一派
 かつて神竜族と袂を分かったとき、才を重んじる性質を忌とした一派。キュウセン島の南側に住む。
 言語は現代地球でいうベトナム語のような言語と竜語が混ざりあった独自のもの。


・全否の一派
 かつて神竜族と袂を分かったとき、そのすべてを忌とした一派。キュウセン島の更に東の果てに住むといわれる。完全に独自の言語を作っており対話は不可能。


・その他
 その他にも複数の少数派が存在し、それぞれ三大派閥と同じく現代カンナビでは失われた古代言語と竜語の合わさったものを話す傾向にある。
 現代地球で例えるなら琉球語、アイヌ語、タイ語?あたりと竜語の混ざったもの。

◆もっと種族設定「海のゆりかご」

 海竜の神竜と異なる特徴としてまず「子を愛する」ことがあげられる。
 海竜はヒトの姿で妊娠・出産を為すが、その卵はまた神竜の硬い殻に包まれたものと違い、やわらかく中身の赤子がうっすら見えるような半透明の膜に包まれた球体状のものである。
 どちらも卵は海水につけておかないと孵らないという特性をもつが、特に脆い海竜の卵を岩礁や荒波の多いキュウセン島の浅瀬につけておくのはあまりにも危ない。
 そこで海竜のつがいは「海のゆりかご」と呼ばれる桶を作る。薄膜の中で育つ赤子が、いつか孵って出てくる日を楽しみにしながら、この桶に卵を入れ、毎日少しでもきれいな海から海水を汲み上げてきては取り替えてやるのだ。
 中には、海辺の美しい貝などを拾い集め桶に飾ったり入れてやるものもいるという。
 娯楽の少ないキュウセン島にあっても、少しでもきれいなものを見せてやりたい、またはお前が生まれてくる世界にはこんなに綺麗なものがあるんだよ、と教えてやりたい親心からくるものだろう。

神那弥大典

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