死神種(鳥種)

◆基本設定

寿命:なし(死にたくなったら三途の河に身を投げる)

身長:175〜190㎝(成人男性)

  :170~185㎝(成人女性)

特に信仰する神:南の神(祖霊)

種族カラー:赤、橙(南の神の色)

種族英雄譚:なし

種族都市:死神華街カヒョウ


◆種族設定

 鳥の種族。
 持っている翼により送り死神、迎え死神など就く職が決まる。どちらも出来ない翼の場合は事務職や飲食店の店員、売り子などとして街を彩るが、どれもこれもできない場合や実家に問題ある場合は遊郭に売られることもある。しかし、どれも「死神華街カヒョウ」で死者を彩る華であり、誇りある仕事であるということに変わりはない。
 最終的な職業に関係なく、生まれつき自分の鎌を持っている(生まれた直後に鎌専門職人により作られる。材料は一番最初の風切り羽と、卵の殻と、特殊な鉱石)。鎌には感覚があり、一般的な死神は自分の裸を見られるよりも裸の鎌を見られる方が恥ずかしい。
 卵生種族。有精卵を小さいうちに産んだら、死神族の卵は周囲の情報を養分に勝手に育つので三途の河の中州の卵守りに預けられる。孵るまで10~50年。


◆性格傾向

 明るく派手でノリがよく、酒好きかつ祭り好きのたのしい種族。

 「粋」であることを好み、死者を彩る華であることに誇りを持つ。


◆キャラメイクのポイント

・山吹色(濃い金髪)髪、赤〜山吹色の瞳はキャラメイクできません。
・「平雲」姓は使えません。
・「夕雲」「飛雲」「紫雲」「叢雲」「風雲」「無雲」は使用可能ですが、平雲家に仕える特に格の高い家柄となります。
・死神の仕事をしているものは黒色の衣装を着ません。種族的にも黒を嫌う傾向にあり、明るくて派手な色を好みます。 

 ※ワンポイント、インナー程度なら着ます。

 ※死神業をしていないものであれば職業の制服としてだったり、私服である場合なら着る可能性があります。


◆参考:神性について

 一般的に不死種(死神種、霊蝶族、飛竜種、一部海竜種)は、自身よりも神性の高い者に殺害されると死亡する。
 一般人の平均は神性25~30%くらいであり、高くなっても神性45%までである。
 しかし神性45%まで到達するのは血筋や周囲からの人望が多く必要であるため、つまりあまり居ない。
 また、カミナシの兵器は何故か不死種を殺害・永続的な欠損をさせることができた。

◆種族立ち絵

 ※カヒョウの若い迎え死神たちのイメージで描いています。


◆種族分類

 なし(身長等は遺伝するが、何の鳥の翼を持ち産まれてくるかは遺伝ではなく、本人の魂の形質による。なので他の種族のように〇〇族などといったくくりは基本的に無い) 


死神(職業)について

◆仕事の種類

→迎え死神

 最も多い死神で、死神の花形とも言われる。派手な装いほど良いとされる。

 ざっくり言えば死者の魂を迎えにいくことが仕事。死者や遺族に鎌を用いた舞を披露し、最後に身体と魂の最後の繋がりをぷつりと断ち切る。そして魂を死神領まで連れ帰るのが仕事。望まれれば魂からの遺言を伝えることもする。

 仕事の流れ→死神領の管理局に赴き自身の活動範囲、飛べる範囲、遠出になる場合はこれから行く場所などを伝えると、範囲内での葬式の依頼が渡されるのでそれを元に期日までに葬儀場に行き上に書いてある通りの仕事をする。ベテランになってくると遺族や死者側から指名が来る。給料は基本的に歩合制。


→送り死神

 三途の河を越え、魂を転生管理局まで連れて行く死神。三途の河は気流の乱れが激しく、休憩場所も小さな岩場しかない。河に落ちれば死神だろうと命はなく、救助もできないために危険な仕事であるが、これこそが死神の華だと誇りを持っている死神も多い。その過酷さから長距離を渡る鳥の翼や強い翼を持つ死神にしかできない。

 仕事の流れ→死神領の華街、迎え死神達が連れてきた魂たちのいる区域にて、この世の憂いを落としきった綺麗な魂を選び、それを運ぶ。送り死神が命をかけてもいいと思うほど輝きのある魂や気に入った魂だけしか運ばれない(送り死神もまた多いのでどの死神からも全く選ばれないことはほぼない)。一月あたりのノルマは一応あるらしい。固定給。


◆亜種(飛竜、蝶)の死神について

 蝶や飛竜種は死神亜種なので、本当なら鳥種同様生まれつき鎌が作られる。しかし、特に昔から死神をしてきた家系以外は死神職に就かないものも増えているため、鎌の材料は鎌以外の小物やアクセサリの形にし死神にはならないことも多い。

 本家死神同様に霊魂に干渉できる力は持つが、完全霊体化は出来ないことや翼の強度のため河渡りはできず、死神の仕事をするならば迎え死神の道しかない。(鎌や翼のみの霊体化は死神同様にできる)


→蝶種  

 大きな鎌は作れないが、その小ささを活かした鎌デコを施しオシャレする場合もある。死神の仕事につく蝶は元からそういう家系だった者が多い(ので予測して鎌を作られてる) 

 また、霊蝶の場合、普通の蝶のなかではどうしても浮きがちになる。また死神領で育つ場合もあることからふつうの蝶よりも死神の道を選びやすい。


→飛竜種 

 飛竜も生まれつき鎌は作られるが、死神としてより戦士として強さを追求する者が多い。なので死神になる者自体は少なく、鎌の装飾も控えめ。


死神や鎌についてのいろいろ


・死神の鎌とか翼は普段どうしてるの?

 →どちらも急所なため普段は部分的な霊体化で消しています。側から見ると虚無から翼や鎌を出している。


・死神の鎌が裸だと恥ずかしいとはどういうことか

 死神の鎌は無装飾だと地味目の草刈り鎌です。死神は派手と粋を好む種族なので地味がとにかく嫌いで、世代が変わるごとに地味な鎌は恥ずかしい思想が進み、今のように自身の裸は平気だが鎌の裸は無理、な価値観になっています。

 装飾には色々あり、塗装、外骨格、付け足し刃、飾り羽のように何から何までたくさんあります。死神の趣味が最も出る場所です。


・子供のころからでかい鎌を持つの?

 子供のころの鎌は小さいです。本体の成長とともに育つので、その都度装飾や塗装を変えます。


・公式グラの鎌の刃部分、真夕の鎌と比べるとなんか小さくない?

 普通の死神の鎌の刃サイズはあんなもんです。職種問わず普通の死神は本当に細い繋がりを断つ役目しかないため、また死神でないならただの急所を兼ねたオシャレアイテムだからです。急所だから基本的には武器にしないので、武器にはならない造形になっています。

 武器にする場合は感覚を伝わりにくくする加工や外骨格などがオススメされています。

 またどんなに付け足し刃をしても基本的な形は変えられないため、刃をとても大きく作られた鎌や死神は何らかの事情があるかもしれないですね。


・死神の卵

 死神(鳥種)の卵は孵化するまで数年〜数十年かかります。途中で自我が芽生えますが、自我が芽生えた時点では生まれません。また卵を孵すことは非常に難しいために河の中州に預かり所があり、そこでプロによって世話されます。卵の中から河の上を飛ぶ魂や死神たちを見ながら己の人格を育んでいき、2、3歳の容姿になったら産まれます。産まれたらすぐに最初の風切羽を抜かれ、職人により鎌が作られます。

 産まれるまでに時間がかかるため、下手な家に産まれると親に忘れられていたり親がいなくなっていたり新たな卵を産んでいたりして最終的に育児拒否を受ける場合もあります。


・死神のモチーフ鳥について

 死神が持つ翼は、死神自身の魂の形や特徴から最も近い鳥の翼を持ち生まれるものなので、親から同じ鳥種が遺伝することはあまりないです。


・死神の年齢について

 死神は外見年齢があまりあてにならないです。死神というのは魂に強い影響を受ける種族なので、精神の年齢がそのまま外見に出ます。ゆえに実年齢よりずっと若かったり年を取っていたりします。

 ちなみに年齢は卵が孵ってからの計算になるので、卵の中で自我があった期間などは年齢には含まれません。ちょっと経験豊富に見せたい死神は含んで言うかもしれない。


・死神の苗字について

一番多くて一般的なのが◯雲で、ちょっと珍しいのが雲◯。かなり珍しいのが◯雲◯で、めちゃくちゃ珍しいのが雲が付かない苗字です

 

神那弥大典

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