魔物について
カンナビにおいて「魔物」とは、その発生原因・在り方によりおもに四つの意味に分類されている。
1 瘴気が憑いたことにより、野生動物や精霊、もしくは自然が変異したもの。前者に関しては元に戻すことは不可能なので、殺して魂を還してやるしかない。
魔物とされる存在の中では数が最も多いが、「ヌシ」に変異しない限り場合倒すのが容易である。
2 異種交流都市ミフナの迷宮にて出現するもの。本土の魔物とは違うものてして区別されており、その形態は実に様々。
「迷宮により異なる」という特性を持つため特徴を断定し語ることはできない。
まだまだ調査中の存在である。
3 西大陸の下級種族。そのまま「獣人」と呼ばれるケモノのような姿をした種族や、有象無象の知能の低い異形の怪物がここに分類される。西大陸の民にとっては、東大陸においての1の魔物と似た位置づけの存在である。
4 幻視体、幻遥体と呼ばれるもの。極端に数は少ないが、いわゆる「ドッペルゲンガー」のように、この世界の誰かに瓜二つの外見をしている。
「出逢ってしまうと殺害され成り代わられる」との迷信があるが、極端に少ないこともあり生涯出会わない者の方が圧倒的に多い。
その発生ルートや実態すら未だ解明されていないが、天降石落下地点の付近には発生しやすいと噂されているため、やはり瘴気に関連する魔物なのではという説が主流。
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