月城乙女学苑
つきしろおとめがくえん。
略称は「乙学」
校章は「女神の月と優雅の薔薇」
透霊珠機能は「隠蔽」……やはり死神の霊体化をヒントに、装備品を含む自身の姿と自身に触れているものをある程度透明にすることができる。無用な争いを避けるためであったり、情報を得るのに使えるだろう。
ただし、いわゆる「気配」のようなものまでは消せないため、そこは自身で鍛える必要がある。お嬢様方には「淑やかさと強さを兼ね備えるための修行」と捉えられているようだ。
ちなみに、これを用いてミフナの街で買ってきたおやつや本などを寮に密輸する生徒がいるらしいが、先生はある程度見て見ぬ振りをしてくれている。
◆概要
西大陸きっての名門校で、四大学園唯一の女学園。
昨年度ミフナに進出した魔ガ属たちの様子を見た上で、さらなる若者たちのための一歩として参加が決定した。
知も武もあって「当たり前」のものであり、必要なものは「人脈」である、という校風から生徒同士が独自のコミュニティ(姉妹制度、家制度)を築いていることが多い。
長く東大陸から断絶されていたため、東大陸の種族差別はない。……が、ごく一部の鬼族からは恋魔族が「誰とでも子を成す卑しき民」と差別されているらしい。
◇特徴
・鬼種は淑女として相応しい優雅な振る舞いと言葉遣いが求められるが、その他種族に対してはあまり強制ではない。
・魔ガ属以外の種族は一年生限定。魔ガ属は全学年作成可。
姉妹制度→六學院の師弟制度と似たものだが、師弟制度よりも奥深い関係を持つものらしい(そしてその全貌が語られることはないらしい)。妹となったものは姉の苗字を名前の一部として名乗り、これは学校の名簿に反映される。
家族制度→姉妹制度よりも関係の緩い、いわゆる「グループ」的なくくり。遊びで「家長」と同じ苗字を名乗ることもあるが、こちらは学校の名簿には反映されない。姉妹制度に憧れるが誘いのかからない者たちの集まり、ともいわれる。
・姉妹と家族は兼任できず、なんらかの事情で移った場合……それなりに酷い目に遭わせられるらしい。
普通科が最も多いが、最近は西大陸とはまた違う東大陸の魔道具技術が流入したことで魔道具そのものへの関心が高まっている傾向にあり、結果として開発研究科も人気になっている。現在生徒会長(生徒代表)が開発研究科なのも大きい。
現在一番少ないのは戦闘専攻科だが……これは「戦いなど野蛮」だからではなく、主に鬼種の生徒たちの「わざわざ専攻しなくとも我らにとって『強さ』とはほんの前提条件であり、あって当たり前のもの」という思想から来ているようだ。
◆制服
◆人物
七織 ミツキ
(ななおり -)
身長:149㎝
年齢:197歳
誕生日:不明
種族:恋魔族
属性:水
乙女学苑ミフナ分校の担当教師。
見た目の通り「恋」をしていないため生徒と勘違いされがちだが、れっきとした大人であり大の酒好き。
気さくで優しく話しやすいので、生徒の相談相手などにもよく選ばれている。
生徒代表:百ツ折 カエデ
(ももつおり -)
代表補佐:スティリア=ヴェルテ・モモツオリ
一般生徒:石織 なお
(せきおり -)
地荒樋 渓
(じあらひ けい)
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